SUPERサイエンス 南極海ダイナミクスをめぐる地球の不思議

SUPERサイエンス 南極海ダイナミクスをめぐる地球の不思議

南極海ダイナミクスをめぐる地球の不思議 青木茂
P32:水に10メートル潜ると大気の1気圧+水の1気圧で2気圧になる・・・海洋全体の熱容量は大気全体の熱容量の約1000倍・・・海洋全体で僅かの水温上昇は大気に比べて膨大な熱を溜め込んだことになる
P68:「北半球環状モード=北極振動
P76:水温と塩分で観ると、大西洋の深層には「北大西洋深層水」と「南極底層水」、太平洋の深層には「南極底層水」が流れ込んで、世界の海底を循環している
P79:塩分34.6の海水は海面ではマイナス1.9℃で凍る
P90:「ベータ効果」
P92:「渦度」:赤道から北へ向かう流れは、渦度により時計回りの回転成分を得る、北から赤道へ向かう流れは渦度により反時計回りの回転成分を得る。そして、この反時計回りの回転を流れに重ねてみると、南向きの流れの西側が強められる。このようにベータ効果によって、常に西側の流れが強められる。これが「西岸強化」
P108:「カタバ風
P116:「スベルドラップ平衡」
P118:「日高のジレンマ」
P119:「モード水」
P127:「高塩分陸棚水」
P129:「棚氷水」
P145:海氷は淡水を輸送
P146:ブライン・チャンネル アイスアルジー
P148:沿岸ポリニヤ
P160:融点に近い固体には液体に近い性質→「粘性流動」
P179:2001年「IPCC第三次報告書」までは、温暖化によって増える降雪で氷床は増大するとされていたが、最近では沿岸域の氷床の減少分がその増大分を上回ると評価されるようになってきた。
P201:大規模な「寒の戻り=ヤンガードライアス期」は「海洋深層循環」の停止が原因か?
P216:「塩分水温深度計」「ロゼット・サンプラー
「海鷹丸」
P247:「バイオロギング」:アザラシが息継ぎするときに測器と通信可能