狂信
P16:勝組は25年3月に訪伯した水泳の古橋広之進を身長・手足の長さを測って朝鮮人と断定した。
P67:戦勝ニュース・怪文書の作成者は正確な資料・情報を入手している。
P79:文章が曖昧で意味が不明になればなるほど相手に作用する力が強くなる。
P84:三原清次郎のラジオー”このラジオは信念を持って ひねる と聞える。”ー彼の記事1枚200ミル=200円、月ぎめ3千円
P87:最初の円売りは商社や社会的地位の高い者から行った。ユダヤ人は終戦後も上海レートで2.5ミルの1円を16ミルで売った。
マリーリアの国民前衛隊
P160:特務機関 南郷大尉ー風船爆弾による被害は死傷者200万、東南アジア諸国の独立は日本の戦争目的達成。
郷中尉・江夏中尉・松永工学士=川崎三蔵
P207:川崎三蔵は講演の際に日本戦勝を匂わせたが、決して勝ったとは言わない。
朝香宮殿下・航空司令官=加藤拓治
P211:”薄荷退治の赤誠団は松崎留定の独断、団長以下(吉川順治ら)9人は名簿に勝手に記載された。”吉川順治
P259:S27年当時”勝った負けたはどうでもいい”大政忠義
P274:鶴見祐輔ー代議士時代にタカりに訪伯
P277:臣道連盟会員115,600人(S16年在留邦人見積25万)
P278:関東大震災内務省警保局が治安対策として(朝鮮人暴動の)流言を故意に流した。
P280:暗殺隊員は国賊を一人殺せば、日本に帰れることになっていた。
”日本人の国際的な教養や訓練のないことは、惨めなほどです。往来で、人をよけないで歩くのは、日本人だけです。”宮腰千葉太
P312:松井敏雄と川崎三蔵は共謀して永野勘太郎の財産を狙った。
P333:勝組・負組は婚姻・家族生活にもおよぶ。
P337:1500年アメリコ・ベスプッチや50年後のハンスターデンの記録では土人に捕まると食われた。
P342:マリオ・ミランダ『シンドウレンメイ』
P348:中村秋水
P392:サンタ・カタリーナ州のドイツ系移民も初めは敗戦を信じなかったが、半年後には敗戦を認めている。勝組はハワイ、カナダ、ペルーにも居たが、ペルーを除いては間もなく実情を知り、平常の生活に戻る。
P395:”天皇様おられます”ー敗戦ならば、天皇は責任をとり、生きている筈が無いです。(帰国者の弁)
朝川甚三郎