悲しきトカラ―平島生活記録 (1980年)

悲しきトカラ―平島生活記録 (1980年)

悲しきトカラ 平島生活記録
P7:漁の9割は夜間になる。魚も夜には寝ている。
P32:ヤンチュ(屋人)=島津藩内の人身売買された離島の奴隷、明治中頃まで続いた。
P42:夜間でも強い月明かりの下では、獲物が岩中に隠れて出てこない。
P53:追い込み漁の道具は縄一本のところどころに「ビロー葉」を垂らす。
P71:闇船(密漁船)には同じ島民が乗っているから、誰も被害を訴えでない。
P125:島民は列を作ることを知らないので、輪になって待つ。
P158:島の盆踊りはあくまで先祖供養のものだから、「先祖菩提の神にナムアミダブツ」と唱和する。