吸血少女対少女フランケン BLOOD STAINED EDITION [DVD]

吸血少女対少女フランケン BLOOD STAINED EDITION [DVD]

吸血少女対少女フランケン

パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

パラレルワールド ミチオ・カク
第一章 宇宙が赤ん坊だったころ
P13:衛星WMAP−ラグランジュ点2、
P18:データが少ないほど、議論は白熱したのである。
P20:眼に見える物質(山、惑星、恒星、銀河など)が宇宙を構成する物質とエネルギーの総体のたった「4%」で、その4%のほとんどが水素やヘリウムの形で存在し、重い元素はおそらく「0.03%」にすぎない。・・・宇宙の23%は「ダークマター」、「73%」が「ダークエネルギー」という完全に未知の形態のエネルギーで占められている。それは真空の空間に潜む、見えないエネルギー。ダークエネルギーの理論値と観測値との差は10^120。
第二章 パラドックスに満ちた宇宙
P39:オルバースのパラドックスをめぐっては混乱があり、1987年の調査では天文学の教科書の70%が誤った答えを載せていた。
P40:エドガー・アラン・ポーユリイカ 散文詩』−”光がまだわれわれのもとへ届いていない”−ポーがオルバースのパラドックスを解決していたのに最初に気づいたのはエドワード・ハリソン。
P43:アインシュタインは工科大学卒業後、母校の教授たちに就職を妨害された。クラスメートのマルセル・グロスマンの推薦で連邦特許局の下級職員となる。
P46:ローレンツフィッツジェラルド収縮
P50:・・・「引力」と思ったものは、「押す力」なのだ。要するに、重力が引いているのではなく、空間が押しているのである。
P55:相対性理論が我々の常識に反するのは、我々の常識が現実を表していないからだ。「我々」は宇宙のはぐれ者で、・・・我々の常識は、地球と言う宇宙の中でも非常に珍しい一角で育まれた。だから常識で宇宙を把握できなくても不思議ではない。問題は、相対性理論にあるのではなく、我々の常識が現実を表していると考えるところにある。
P55:アレキサンドル・フリードマン−アインシュタイのと解とド・ジッターの解は、もっと一般化された形のフリードマンの解の特殊なケース。
P57:「臨界密度」−1立方メートルに水素原子が10個程度をいう。
第三章 ビッグバン
P64:「標準光線」
P65:ドップラー効果と膨張宇宙−星が近づいている場合、その光の波はアコーデオンのように押しつぶされ、その結果、光の波長は短く[振動数が大きく]なる。黄色い星は、青みが買って見えることになる。反対に、星が遠ざかっている場合、光の波は引き伸ばされ、波長が長く[振動数が小さく]なるので、黄色い星は赤みがかって見える。ずれが大きいほど、星の速度も大きい。
P66:「赤方偏移」−銀河の赤方遷移は銀河が地球から遠ざかっているせいではなく、銀河と地球の間の空間そのものが広がっているせいで起きている。赤方偏移の原因は、遠くの銀河から出た光が空間の膨張によって長く引き伸ばされることにあり、だから光は赤みを帯びる。
P68:「主人はそれを使い古しの封筒の裏でしていますのよ」
ジョルジュ・ルメートルの「超原子」というアイデアを提案した最初の人物はエドガー・アラン・ポー
P69:二流の科学者の多くはアイデアに乏しく、山のようにある無味乾燥なデータをこねくり回すだけで満足している。
P71:ガモフは、量子論では不確定性原理によって粒子の位置と速度を同時に正確に知ることはできないので、放射性崩壊が可能なことに気づいた。つまり、粒子が障壁をトンネルのようにくぐり抜ける可能性が、僅かだがあるわけだ。
「元素合成」
P75:「黒体放射」の発見はトマス・ウエッジウッド
『夢の中の恐怖』
P80:フレッド・ボイル−BBCの前任プロデューサー「この男は使うな」
P91:フリッツ・ツヴィッキー:かみのけ座銀河団の「見えない物質」
P93:ヴェラ・ルービン
「コールドダークマター
P95:「COBE」
第四章 インフレーションと並行宇宙
P99:アラン・グース:宇宙の曲率は限りなく0に近い。
P107:「偽りの真空」
P108:「モノポールの問題」
P109:「平坦性問題」
P110:「地平線問題」:光速を遥かに上回る膨張が起きた御蔭で、今日の宇宙は驚くほど一様になっている。
P117:不確定性原理により、電子はどこか一点に存在するのでなく、原子核のまわりのあらゆる点に存在する。原子核を囲むこの電子「雲」は、電子が同時に多くの場所に存在することを表現している。これは、電子が分子の結合をもたらすという化学の根本原理になっている。分子が分解せずにいられるのは、いわば並行電子が分子の周囲を跳ね回り、束縛しているからなのだ。宇宙もかつては電子より小さかったのだから、量子論を宇宙に当てはめると、宇宙が同時に様々な状態で存在する可能性を認めざるを得なくなる。つまり、宇宙に量子ゆらぎを適用した途端、並行宇宙の可能性を殆ど強制的に受け入れることになり、そこに選択の余地などないように見えるのである。
P118:エドワード・オライオン−宇宙は真空の量子ゆらぎによって「時々生じる」もの。
P130:1.10^-43秒より前−プランク期、2.10^-43秒−GUTの時期、3.10^-34秒−インフレーションの終了、4.3分−原子核の形成、5.38万年−原子の誕生、6.10億年−星の凝縮、7.65億年−ド・ジッター型の膨張、8.137億年−現代
第五章 次元の入口とタイムトラベル
アシモフ『神々自身』
P140:カール・シュバルツシルト
P144:ワームホールを一般に示した最初はチャールズ・ドジソン『鏡の国のアリス
アインシュタイン−ローゼン橋」
P146:1936年、ロイ・カーの回転するブラック・ホール
角運動量保存法則より重力で潰れるに従い、自転する速度を上げる。
降着円盤
P153:ブラックホールは3億個
P153:「ガンマ線バースター」、1960年代後半打ち上げの「ヴェラ衛星」は1970年代に2回、プリンス・エドワード島沖でニューク・フラッシュを捕捉、そこにはイスラエル軍艦がいた。
P156:W・J・ファン・ストックトム
「慣性系の引きずり」
P157:クルト・ゲーデル
P159:キップ・ソーン
P160:ヘンドリク・カシミール−「カシミール効果」「仮想粒子」
P162:タイムマシン自体を作ったときより過去には行けない。
高速で鏡を動かすと負のエネルギーが生じる。
スクイズド状態」
P166:「ミスナー空間」
P170:J・リチャード三世
第六章 量子論的な並行宇宙
P181:ジョン・ホイーラー
P184:ボーアとハゼンベルグは、外部の観測者が測定を行なうと、波動関数は「収縮」し、電子が明確な状態に落ち着くと考えた。−観測というプロセスが、電子の最終的な状態を決定することになる。つまり、存在には観測が欠かせないのだ。電子を見た途端、電子の波動関数が収縮するため、電子は明確な状態となり、もはや波動関数は不要になる。
P196:量子力学では、どれか特定の中性子がウラン原子を分裂させるかどうかは判らないが、無数のウラン原子が爆弾の中で分裂する確率は、極めて正確に計算できる。それこそが量子力学の威力なのだ。
P198:ファインマンの「経路積分」−量子ゆらぎは総和が非常に小さい経路を意味する。一方、ニュートン理論の経路が、確率が最大になる経路。
P201:ユージーン・ウィグナー「意識が存在を確定する」
P202:ディーター・ツェー「干渉性の消失」
P212:EPR
P216:2004年NISTは3個のベリリウム原子に「からみ合い」を起こし、一個の原子の特性を別の原子に転送する。
21世紀中にはウィルスのテレポーテーションが可能になる。
第七章 M理論−すべてのひもの母
P220:エドウィンアボット『平面国』
P227:ガブリエレ・ヴェネツィアーノと鈴木眞彦の各々が1968年にオイラーのベータ関数に出くわしたことが「ひも理論」の始まり。−エドワード・ウィッテン「本来なら、20世紀の物理学者には、この理論を研究する権利はなかった。本来、ひも理論は発見されてはいけなかったのだ」
P228:「散乱行列=S行列」
P229:崎田文二、ミゲル・ヴィラソロ、吉川圭二
南部陽一郎、後藤鉄男「振動するひも」
P232:ジョン・シュウォーツ、ジョエル・シャーク
P238:ひも理論の最低の振動状態−質量がゼロでスピンが2の粒子−は、重力の粒子であるグラビトンと解釈できる。
P241:テオドル・カルーザ −マックスウェルの電磁理論は、五つ目の次元を加えるだけで、アインシュタインの重力方程式から転がり出てくる。・・・マックスウェルの方程式は、五次元で見つかる最も単純な振動としてあっさり得られるようになった。・・・我々には第五の次元は見えないが、第五の次元に生じる波紋が光として見える。
P243:ひもは点状粒子と違って明確なサイズ(プランク長さ)を持つので、発散はひもに沿って「塗り伸ばされ」、物理量はことごとく有限になる。
P244:シェリーニヴァーサ・ラマヌジャン
P247:超対象性は、ひも理論で未だ消しきれていない発散を排除できる。大半の発散はひものトポロジーによって排除できる。ひもは有限の長さを持つので、それにいくら近づいても力が無限大にならない。残りの発散はボソンの相互作用によるものとフェルミオンの相互作用によるもの二つのタイプに分かれる。・・・フェルミオンとボソンの寄与は必ず符号が反対なので、理論に残っている無限大は完全に相殺される。超対称性は、自然界の全粒子を統合するため見た目が美しいだけでなく、ひも理論の発散を打ち消すのに不可欠なものでもある。
P249:カラビ−ヤウ多様体
P253:「ヘテロひも理論」
P260:「リサ・ランダル」
P265:重力は一部が高次元空間に漏れ出ているせいで弱まっている。
P266:ダークマターは並行宇宙の存在による可能性が出てくる。
P272:量子重力的な効果がプランクエネルギーに至らなければ、ひも理論の検証は不可能と考えられている。ところが、もし並行宇宙が一ミリメートル以内に存在するとしたら、全ての力が統合されて量子重力効果が生じる為のエネルギーはずいぶん低い可能性がある。大型ハドロン加速器(LHC)のような次世代の粒子加速器でも実現可能かもしれない。
・・・「ミニ・ブラックホール」の検出は並行宇宙の存在を示す十分な証拠となる可能性がある。
P274:「ホーキング放射」
P275:アンドルー・ストロミンジャーとカムラン・ヴァーファはM理論を使ってブラックホールが1ブレーンと5ブレーンの集合体と双対性を持つことを明らかにした。
P278:ベッケンスタインとホーキングは、ブラックホールに含まれる全情報量が事象の地平線(球面になる)の「表面積」に比例すると推定している。
P279:ファン・マルダセナは1997年に五次元の「反ド・ジッター宇宙(負の宇宙定数を持つので爆縮する)」が、その「境界面」に当る四次元宇宙と双対性を持つことを明らかにした。この五次元に棲む生物は、対応する四次元に棲む生物と数学的に等価となる。両者を見分ける手立てはない。
・・・四次元では手に負えない情報のパラドックスや、クォーク模型での質量計算なども、数学が単純になる五次元では解ける期待が持てる。
P283:「無限性をもつ場の理論は究極理論にはなりえない」
第八章 設計された宇宙?
ゴルディロックス・ゾーン」
P292:木星の重力が小惑星を太陽系外に放り出すのに役立っている。45億年から35億年前までの間に太陽系誕生時から残っていた小惑星や彗星の欠片が「片付けられた」。
P295:HD70642
P300:サー・マーティン・リースの「宇宙は六つの数に支配されている」
第九章 十一次元のエコーを探す
P308:相対性理論による補正をしないGPSの時計は10万分の4秒進む。
「LIGO」
「LISA」
第十章 すべての終わり
P348:(宇宙の五段階)
第十一章 宇宙からの脱出
P364:ニコライ・カルダチェフ
タイプ?−惑星規模のエネルギーを使う。
タイプ?−一個の恒星の全エネルギーを利用する。
タイプ?−所属する銀河の大部分に入植して百億個の恒星のエネルギーを利用できる。
化石燃料を利用する今日の文明はタイプ0に分類できる。
P370:液体燃料ロケットを使用するミッションが壊滅的な失敗となる確率は70分の一。
核融合ラムジェット
P372:寿岳潤
P378:DNAコンピュータは巡回セールスマン問題を解いた。
カール・セーガン「20の質問」
P384:ブラックホールを通り抜ける場合、タイムマシンを作った時点より前の時間には遡れないという制約に縛られない。
P396:ミゲル・アルクビエレのワープドライブ・マシン−空間そのものは光より速く広がれる。同じように、空間を光より速く縮めても、超光速で移動できる。・・・恒星に旅する場合、実は恒星の方をこちらに引き寄せている。
P397:アレン・E・エヴェレットは二隻のあればワープドライブを続けて作動させることでタイムトラベルが可能だと考えた。・・・ところが、セルゲイ・クラスニコフが、宇宙船の内部は外部と分断されているので、メッセージが両者の境界を越えられないのを指摘した。いったん船内に入ると、宇宙船のコースを変更できないのである。→恒星間連絡鉄道
P400:「量子論的な遷移を待つ」
第十二章 マルチバースを超えて
ラリィ・ニーブン『無常の月』
P419:「量子論的な宇宙の一つじゃ大金持ちになるんだよ!」
ティーヴン・ワインバーグ『宇宙創成はじめの三分間』−「宗教が在ろうが無かろうが、善人は善行に勤しみ、悪人は悪事を働く。しかし善人が悪事を働くのは−宗教のためなのだ」