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〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション)
- 作者: 町山智浩
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2005/12/20
- メディア: 単行本
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(ビデオドローム)
P22:オブリビオン博士=マーシャル・マクルーハン
P28:メディアとは「霊媒」
P29:「現実」とは「多数派が信じていること」に過ぎない。だから「現実」の奪い合いが始まる。
P33:「ハーラン」=SF作家ハーラン・エリスン
P34:「コムヴェックス」=福音派向けTV局PTLのジム・バッカー
P37:「カソリック」には「心が広い」の意もある。
テレビ伝道師ジム・バッカー対メディアの導師マクルーハン−メディア支配を目論む宗教保守と、メディア共産主義を目指す革命家が「ビデオドローム=福音」を奪い合う戦争。
(グレムリン)
『ルーニー・チューンズ』
P55:『グレムリン』の為にスピルバーグはMPAAにかけあって、PGとRの中間にPG13を作らせた。
P80:ターミネーター役はユルゲン・プロフノウやランス・ヘンリクセンが想定されていた。
(未来世紀ブラジル)
P106:サムは『虹を掴む男』のウォルター
P147:71年に米兵による米兵の殺人は585件と発表された。→フラギング
(ブルーベルベッド)
P163:『イレイザーヘッド』の「スパイク」は不明、リンチは「家で人に見せたくないことをしている=猫の死体を解体して組み立て直す動物模型ごっこ」
(ロボコップ)
P217:ラストで水溜りの上をキリスト様に歩いている。
P218:クラレンスが突き刺す鉄パイプはロンギヌスの槍。
(ブレードランナー)
P222:屋台の親父「二つで充分ですよ!」は丼に載せる海老天
P230:『ロング・トゥモロー』こそが、リドリー・スコットにとっての『ブレードランナー』の原作である。なにしろ彼は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んでいないのだから!
P232:ブレードランナー=医療用品密売業者
P246:『エイリアン』でリプリーが口に突っ込まれる雑誌は『平凡パンチ』、理由は鉱石運搬船が「ウェイランド湯谷」という日系企業だから。