こんな日弁連に誰がした? (平凡社新書)

こんな日弁連に誰がした? (平凡社新書)

こんな日弁連に誰がした? 小林正啓
P57:刑事事件の大半を占める一回結審の国選弁護報酬は7、8万円。
P71:違憲立法審査権で冷戦下に日米安保条約自衛隊違憲判決を出せば、裁判所は政府与党と米国を敵に回すことになる。負ける喧嘩はできない。立法府や行政府に対抗できる分野で、裁判所は政策形成機能を果たし、徐々に、三権の一翼にふさわしい政治的実力を蓄えなければならない。・・・余談だが、弁護士が訴訟を起こさなければ、裁判所は政策形成機能を果たし得ない。
P181:獲得した顧客や事務所経営をなげうち、裁判官になりたいと思う弁護士はいない。
P205:弁護士といい、隣接士業といっても、業務内容は国それぞれ、単純な国際比較は不可能。