宇宙で暮らす!

宇宙で暮らす!

宇宙で暮らす! C・ハリー・スタイン
2章
P33:馬・犬など四足の背骨は腹部を支える梁、人のは柱
P36:視野の中心は色、残りは動きを感知するのに使われる
P40:急激な変化を持ち合わせる文化では、変化を受け入れるために、言葉の構造はより単純になってゆく・・・言語の混和、卑俗化、隠語、スラングは昔から存在している・・・新しいコンセプト、アイデア、法則、技術の伝達手段として、言語が発達する過程で生まれてくる。
3章 呼吸のシステムと大気
P52:1648年、フロームペリエーはビュイドドーム山にトリチェリ管を運び上げ、頂上では水銀柱が低いことを発見した。
P59:酸素欠乏症には鎮痛作用
P60:ニコチンは酸素よりも赤血球に対し、より強い結合性を示す。
P63:酸素分圧0.05気圧(高度10500)→「圧力呼吸」、大気圧0では圧力呼吸が不可能
P64:気圧0.07(高度19500)で水の沸点37度
P67:1981年スペースシャトル・オービターの打ち上げ台作業員が100%窒素吸入で死亡、肺に充満した窒素は酸素と置き換わり、血液を二酸化炭素で満たす。
P69:毎日一箱の喫煙者は一酸化炭素を血中に4-8%浸透させているが、この量は致死量の半分。
4章 温度と温度の調節
P73:「相対湿度」
「露点」=飽和状態=湿度100%
P74:「浸水クーラー」
P76:人間は5.6度から31度の間で、放射作用によって体温を一定に保つ
P84:人間の体は燃焼効率11%のエンジン
5章 加速についての基礎知識
P110:パラシュート事故(耕された畑に背中から着地し手首の捻挫)で200Gの加速度を0.015秒間体験した
6章 無重力空間での生活
P117:一定加速飛行
P124:無重力環境では視覚と手(筋肉)の協調関係が、最も影響を受ける。1973年スカイラブでオーエン・ギャレットは60センチの距離にある照明用のスイッチを暗がりの中で見つけることが(2ヶ月経っても)出来なかった。
7章 人体に有害な放射線
P136:電離放射線
P140:「制動放射=減速した粒子から放出される放射線
P143:荷電粒子放射線 電磁放射線
P147:紫外線が見える金髪碧眼のチュートン人
P148:50-500MHz範囲の電磁放射線は日常生活での照射による影響はない。5-15Hz周波数帯では、地球磁場の8.73Hzを妨害するので、体内生物的時計を狂わせる。・・・水分子は2450MHzのマイクロ波に共鳴する。
P150:光子のエネルギーレベルが電磁スペクトルの紫外線レベルに達すると、光子は細胞に微細なダメージを引き起こす。→細胞内原子・分子のイオン化
P152:「哺乳類に当てはめた場合の放射線吸収量」
P155:米国科学アカデミーは、人が障害がなく吸収できる放射線量は30年間で10ラドとしているが、この内の6ラドはバックグランド放射線である。・・・核施設労働者は一週間で0.3ラドが許容、これは30年間で469ラド
P164:ビタミンAとビタミンEを同時に摂取、アトロピン注射
8章 栄養と衛生の管理
P169:成人毎日の必要エネルギー必要量は体重1?当り30-40kCal、10台はこの2倍
P173:ビタミンEの役割は、完全に理解されていない
P180:海老の中には高レベル砒素、玉葱には多くの発癌化合物、カリフラワーにはチオシアン酸塩・・・僅かな確率で癌になる可能性を受け入れるか、高確率で食中毒になるのかを選択しなければならないときもある
9章 宇宙での作業
P189:無重力化では「ねじ回し」で体が回転する
P197:ゼロ・リアクション・インパクトレンチは逆のトルクを発生させる回転ホイールを用いて、反作用の回転トルクを1/10000に減少させる。地上で使われる通常インパクトレンチは1/50の反作用
10章 人間のためのデザイン
P214:長い間操舵手は見通しの悪い船尾で舵を取った
11章 宇宙と娯楽
P245:シューマン共振
P252:胆嚢は規則正しい食事が取れなかった古代人の遺物・・・日に三食はルイ14世宮廷内のキッチンの都合で決まった。
P260:ボストーク6号で軌道周回したテレシコワはテストパイロットではなく、スポーツ・パラシュートの経験者であった。
12章 宇宙における健康と医療
13章 スペースプレックスの建造
P294:直径300メートルのドーナツ状構造物は、一分間に1.71回転するときに内部では1Gが発生する。この内部で高さ54センチの所から飛び降りると、「コリオリ」により落下目標地点から横に5センチ移動した位置に着地する。・・・コリオリは内耳の液体に横方向の加速を発生させる。
P296:「重力勾配」直径30メートル構造物が遠心力1Gになる速度で回転すると、背丈180センチの人間の頭部に働く遠心力は足元より6%小さくなる。持ち上げた荷物は上に行くと徐々に軽くなる。この構造物の内部を回転方向と同じ向きに歩くと「コリオリ」により遠心力が強まり体重が増加する。逆方向に歩けば軽くなる。
P305:無重力の下で椅子は必要ない
14章 宇宙生活に向けて
P312:開拓者精神は伝説、民話、空想話、映画、テレビ、希望的観測を元に作り上げられたもの・・・過去に開拓者を襲ったものの大部分は社会的問題である。