それってどうなの主義

それってどうなの主義

それってどうなの主義
P14:世界の国歌はモロッコと日本が稀有な例で、アフリカ・アラブ諸国は欧州の「おごそかな行進曲」風、中南米は「イタリアオペラ序曲」風、公官庁いおける「日本国旗」取り扱いは杜撰。
P24:導入者による流行の発生→初期採用者による普及→後期追随者による流行への同一化、流行に最も疎遠なのが中高年男性層、「知の時代」→「情の時代」→「意思の時代」
P31:拉致(は一般名詞)=強制連行(は歴史用語)、拉致事件により日本人はアジア諸国民に「被害者感情」を自ら体験できた。当時、日本国民であった半島民が受けた「徴用、徴兵、戦時動員」は戦後に「強制連行」といわれる。
P44:女中、裏日本、処女航海、処女作、自衛隊派兵、
P55:北への経済制裁は庶民層の体制依存を強め、独裁をむしろ下から支える。
P62:日本人の戦後と言えば「日露戦争後」、日露の「戦中世代」と「戦後世代」が手に手を携えて銃後の護りに邁進した。
P71:「問題解決能力の低い人=社会的弱者」を公衆の面前で笑い、罵倒し、「修業」と称して過酷な体験をさせる。
P114:55年体制化の社会党自衛隊の存在自体を認めないから、具体的な議論を避け野党としての責任を放棄して結果的に軍拡を許した。
P125:O−157騒動「お宅のお子さんがプールに行くのは何時?」
P137:総力戦体制=地球環境保護:いずれも、思想的なリーダー、運動の推進者が「意識の高い女性」を中心(市川房江、平塚らいてう)としたグループだった。「環境ファシズム、エコ協力、エコ責任」
P148:「××ヶ丘」は戦後、郊外の分譲住宅地の売り出しにの為につけた地名。
P191:開発・環境破壊がではなく、「自然保護」運動が子供の自然離れを引き起こした。−岡田朝雄
P225:天動説と地動説は科学でなく文化の話で、文部省は「科学離れ」ではなく「文化破壊」に手を貸した。
P228:小学校では指導→支援と呼ぶ
P233:ちび黒サンボのトラのバターは「ギー」
P263:バレンタインデーはOLにとって上下・主従関係を逆転させる年に一度の機会(だから止められない)。
P318:1964年の新潟国体が「他県」の体育教師を大量に採用し、天皇杯皇后杯を獲得して、地域ナショナリズムの先鞭をつけた。
『行方不明の遭難者』(早稲田文学2003年9月号)
P325:『雪国』の駒子や葉子は不自然な東京語だが、『古都』の千重子は京言葉で話す。
P338:「新潟美人・越後美人」は、新潟出身の女工上がりの芸娼妓を売ろうとした宣伝文句。
「車麩、生のズイキ、カキノモト(食用菊)」
P356:雪国の昔話は母親が手仕事中の眠気覚ましに話を始める。
P360:体験者が残っているうちは「語り=個人史」が優先して客観的な「歴史」にはなりえない。