キリスト教成立の謎を解く―改竄された新約聖書

キリスト教成立の謎を解く―改竄された新約聖書

キリスト教成立の謎を解く バート・D・アーマン
P68:「同義的並行法」
P78:パウロ書簡には一切触れられていない『使徒言行録』のパウロに関する記事−タルソス出身、エルサレムのガマリエルに学ぶ、テント造りを生業、町に入るとシナゴーグに向かう、エルサレムで逮捕され何年か牢獄で過ごす
P79:アメリカ南部には聖書が無謬でないなら信仰を維持できない言う人間は多い。
P96:マタイはギリシャ語の旧約聖書『イザヤ7-14』の「若い女」を「処女」と誤訳
P101:旧約聖書では「神の子」はイスラエルの国またはイスラエルの王を指す。
P122:異教徒の偶像崇拝への神の反応という根源的な問題については、『使徒言行録』のパウロは、本物のパウロとは別人。
P129:マタイ9-9 ヨハネ21-24 著者とは情報源は別人であると宣言している。
P131:古代では読むことと書くことは別個の能力、読めても書ける者は少ない。
P135:パピアスは知恵のない人
P141:『ガレノスの本を見分ける方法』
P143:『マリアへの大いなる疑問』
P148:『使徒憲法
P184:「類似性の基準」
P185:ヨハネ3- の「新たに」と訳されたギリシャ語には「再び」と「上から」の意味があるが、ニコデモがギリシャ語で解釈するわけがない。
P190:マルコでイエスは自身と人の子を同一視していない。
P236:『テクラ行伝』
P249:ヴァルター・バウアー『初期キリスト教における正統と異端』
P326:聖書の時代人には同性愛という概念は存在しない。同性との性交は行なわれていたが、性的指向という認識が欠落していた。性的指向という観念は19世紀の西洋思想が編み出したもの。