人は放射線になぜ弱いか 第3版―少しの放射線は心配無用 (ブルーバックス)

人は放射線になぜ弱いか 第3版―少しの放射線は心配無用 (ブルーバックス)

人は放射線になぜ弱いか 近藤宗平
P46:(広島・長崎の空中爆発と違い)地上爆発は、大地を削って吹き上げ、放射性物質で汚染した固形粒子が上空に吹き上げられ、風によって広域に撒き散らされる(ビキニ環礁死の灰
P58:発ガンの危険率には、”安全量”はないとする「直線閾値なし仮説」に基づく放射線管理の法律は、1958年の国連科学委員会で遺伝学者が主張したもので、医学者の反対を押し切って、国際的合意として採用された。
P68:150ラド以下だと白内障はおこらない
P69:染色体の交換型異常(相互転座)は半永久的に残る
P77:白血病の発病率はチェルノブイル事故前と同じで、上昇しなかった。・・・原爆放射線のデータは、10ラド以下になれば放射線癌のリスクは存在しない。
P78:「重い精神発達の遅れ」の発病率は、「妊娠8-15週齢」でも、20ラド以下は無害。
P80:先天性異常の95%は、非遺伝性の異常である。・・・つまり、奇形の大部分は、子孫には伝わらない。
P82:中国では、(遺伝子座の)優性を顕性、劣性を潜性と適訳である。
P87:J・V・ニール:被ばく二世の追跡調査から「放射線の遺伝的影響は心配無用」である
P88:表?−5
P101:放射線作用の毒性の主役は、水酸遊離基
P140:DMBAとクロトン油:癌化の始発因子(イニシエータ)、促進因子(プロモータ)
P147:ヘテロ接合喪失:悪性腫瘍の多くは、P53変異のヘテロ接合型でなくて、正常P53遺伝子も変異した型(ホモ接合体)か、正常P53遺伝子欠損(染色体欠損)が多い。
P155:ヒトの場合は、受精卵の50%は胎児に発達することが出来ないで、胚の発達の途中で死亡する。
P156:P53(+/+)マウスの胎仔は、放射線に弱くてよく死ぬが、死んでしまうために、生き残りには放射線障害は発生しない。P53(-/-)マウスの胎仔は、放射線に強いため、不良細胞が生き残り、生まれた仔は殆ど全てが発生異常を持っていた。
P157:細胞の壊死=膨張して破裂、アポトーシス=萎縮・断片化、内容物は放出されない
単眼児や無脳症など重症奇形の親は真実を知らずに幸せに暮らしている−名取春彦『インフォームド・コンセントは患者を救わない』
P161:DNA二本鎖切断は1個でも未修復のまま露出するとP53タンパク質(四量体)が認識し、その信号が未確認のタンパク質に伝達され、その増幅された自爆信号がミトコンドリアの膜に伝達され、チトクロムCのダムの関門が開く。
P165:総被曝線量が20ラドまでは危険はゼロ、皮膚の局所被ばくの場合は、毎週150ラドを生涯被曝しても発癌頻度はゼロ、安全な総被曝量桁違いに大きい。放射線による発癌誘発の危険は標的組織と被曝部位の大きさに大きく依存する。
P173:創傷治療誤り模型は放射線発癌には、閾値があることを予言する。放射線による組織創傷は確率的影響ではなくて確定的影響であるからである。
P198:表?−1−ピリミジン二量体を24時間にヒト細胞は60%除去する。マウス・サル・亀・ニジマスは5%
P207:ホルミシス効果
P215:チェルノブイリ放射能恐怖症のあまり堕胎した母親は、全欧州で10万人以上
P218:人体内の放射性カリウムは約3000ベクレル
P224:高自然放射能地区:広東省陽江県東岸れい(山+令)区、広東省陽江県桐油区
P238:アルファ線などをガンマ線より20倍も毒性が強いと仮定した人工的単位シーベルトは有害無益な非科学的単位である。
P241:自然放射線の100倍くらいまでの低線量率なら、生涯浴びても無害といえそうである。
P242:NHK-1998年4月『埋葬される村々』
P247:ベラルーシでは甲状腺腫の発病率が事故から4,5年後に急に増えて、最近では事故前の22-33倍に、米国でも、甲状腺結節のスクリーニング検診の結果、検診実施前の21倍になった。甲状腺腫瘍の検診熱が当該地域の人達に高まった結果に基づく発病率の増加である。
P250:−我々は、放射線のリスクに対して直線閾値無し仮説に固着している。自然放射線の1%でも規制が必要になっている。実際に、自然放射線の5%に満たないレベルの放射性廃棄物の処理に毎年50億ドルの支出をしている。−上院議員P・V・ドメニチ
「リン酸ガラス線量計
P253:P53は心配などでストレスが溜まると狂いがでて、まともに動かないどころか、良品細胞まで自爆させて病気を重くする。
http://www.asks.jp/community/nebula3/2011/05/16/