トラウマの国

トラウマの国

トラウマの国 高橋秀実
トラウマへの道
P31:「(トラウマが)治ったらどうしようかと今、真剣に悩んでいます」
ふつうの人になりたい
P57:彼らの夢は「将来」ではなく、布団の中で花開いていたのである。
P58:(特に子供を殺す犯人は「ルールを守らないから」ムカつく
P59:「将来に夢や希望をふくらませて成長してゆく」とは、教える側が楽になれる教育ルールなのである。
ゆとりの勉強
P64:「学校の授業はだいだいみんなわかってます。わからないのは、クラスにふたりくらいです」
P66:「バカはダメ。目立つから・・・”ふつう”にするんです」
生きる資格
P78:「名称独占資格」−マンション管理士の資格とはただ「マンション管理士」と名乗ることができるだけ
もっとユーモアを
Simple & Clear?
お金の気持ち
P125:ありがとう券−「そもそも商店街で買うモノがないんです」
P126:おうみ券−各人には「してほしいこと」が殆ど無い
P133:助けられたくないのである。
P137:感謝は形にして渡すと、相手へ「与えるもの」になってしまう。与える立場は優位ゆえに恐縮せざるをえないのである。円は無常である。しかし、双方を公平にしてくれる。利子が付くのは、そのことに対する「お礼」と考えるしかなさそうである。
妻の殺意
P147:沖縄「ぬんならぬう」、富山「どんぼつ」
P149:「反省は一番腹が立つ」
愛の技法
P155:「バイアグラは本当の問題を突きつける薬だったわけです」
生きざま革命
せわしないスローライフ
P199:予定がないと眠れなくなる。
P201:収穫しない有機農法。釣りで言う「キャッチアンドリリース
P212:畑の土埃で洗濯物も干せない
西ノ島:地方交付税交付金のため「シルバーアルカディア計画」
P220:「田舎暮らし」に失敗すると都会には戻らず、「田舎」を変える
「畑の野菜を持っていってやると。次の日、お菓子とかわざわざ買ってきて持ってくる。これじゃ、私らが出費させたみたいではないですか。余って困ってる野菜なんだから、黙って受け取ってくれればいいんですよ。・・・それにあの人(移住者)たちは、家に鍵をかけるんですよ・・・回覧板を持って家に入れないんですよ・・・」
P223:田舎はのんびりするために用意された場所ではない。人間は自然や因習から解放され、のんびりするために都会を作ったのだから。
自分とは何か?